光の手帖

FIELD GUIDE

絞り・シャッター・ISOの決め方

同じ明るさに見える写真でも、背景のぼけや動きの表現は変わります。撮りたいものに合わせて、先に一つを決めると残りの設定を整理しやすくなります。

動きを優先する場面

走る人を止めたいときは速いシャッター、流れを線として残したいときは遅いシャッターを出発点にします。必要な速さは被写体の動き、距離、焦点距離で変わります。特定の秒数で必ず止まるとは限りません。まず一枚撮り、拡大して被写体と背景の両方を見ます。

背景を優先する場面

絞りのF値を小さくするとレンズを通る光が増えます。背景をぼかす表現では距離や焦点距離も影響します。逆に絞って前後を写したいときは、暗くなった分をシャッターやISOで調整します。絞りすぎれば必ず鮮明になるわけではなく、レンズと撮影条件のバランスが必要です。

計算例:F4からF8へ

ISOを変えず、1/125秒・F4をF8へ変える場合、時間は4倍、約1/31.25秒になります。カメラでは近い1/30秒を選んで試します。その状態でISOを100から400に上げるなら、同じ明るさの目安は1/125秒です。絞りの数値は単純な2倍ではなく、面積の関係で二乗して計算します。

オートISOに注意

カメラがISOを自動で変える設定では、ここで入力した条件と実際の条件が一致しないことがあります。計算を比較したいときは撮影情報を確認してください。光が変われば同じ設定でも明るさは変化します。

基礎資料:Nikon:Understanding ISO Sensitivity、FUJIFILM:The Exposure Triangle。上の計算例と設定の整理は当サイトによるものです。

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